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人を創る人間学 [社会]

my challenger's log Ⅱ 2冊目

 皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。



 孔子の論語に、「詩に興り、礼に立ち、樂になる」がある。

 詩を学び、礼儀作法の所作を身に着け、音楽を学べば、豊かな人格が養われ、幅広い人間になり、周囲の人々をも豊かにします。

 全ての人間には、向上心、他者への貢献、連帯感等々へ願いが備わっています。

 これらに背を向け、自ら怠惰な道へ迷い込む輩たちがいる。

 可愛い、うそ、まじ、の三つくらいのボキャブラリーしか持たず、がさつな所作と無礼で、音楽もたしなまず、味わい豊かな真の美味を知らず、自ら貧相になり下がり、人間の向上心と無縁に暮らす輩たちがいる。こうした輩たちは、大人になっても、ラーメンライスを好むという。


 致知出版社の人間力メルマガ 2018.3.5付にて、JR東海名誉会長の葛西敬之さんの記事が載った。

 旧国鉄の分割民営化という大改革に取り組めたのは、幼い頃からの読書体験を通じて養った人間学であったという。

 人間学とは、東西の古典、小説、詩歌、歴史、論語等々に脈々と受け継がれている人間の生きざまであろうか。

 人間に対する深く幅広い理解と愛が求められる筈である。

 以下、メルマガより引用

『JR東海名誉会長の葛西敬之自らの半生を振り返りつつ、
若い頃に人間学を学ぶ大切さを説かれています。

 葛西さんは人間学をどのように仕事に活かされたのでしょうか。

 致知出版社の人間力メルマガ 2018.3.5
 
 葛西 敬之(JR東海名誉会長)

 ※『致知』2018年4月号【最新号】
 ※連載「二十代をどう生きるか」P112
 
 2年間の留学生活を経て帰国してみると、国鉄は大赤字になっており、もう迷っている余裕などなかった。

 日々押し寄せてくる難問に精いっぱい対応するうちに時が経ち、今日に至ったというのが偽らざる心境である。
 
 入社してすぐに「ここは自分が一生過ごす場所ではない」と迷いながら仕事をしていた私が、その後国鉄再建のために分割民営化を推し進め、さらに民営化後はJR東海で東海道新幹線のシステムを磨き上げてきたわけだから、人生というものは分からない。
 
 ここで若い読者の方々のために、国鉄が崩壊に至った要因に触れておこう。

 当時の国鉄は、重要な経営施策がすべて国会で決められていた。運賃の値上げ一つを取っても国会で承認を得なければならず、常に経営合理性とは別世界の政治的駆け引きが優先された。

 思い切った改革案も野党の反対で実施できず、問題を先送りし続けた挙げ句にとうとう立ち行かなくなったのである。

 私は30代で国鉄の再建計画に携わる部門に配属されたが、そこで行われていたことは表面的な弥縫策に終始し、これでうまくいくという実感を持てたことは一度もなかった。

 私はそうしたことの繰り返しの中で、国鉄再建には分割民営化しかないという信念を固めていった。
 
 改革に主体的に取り組むことになったのは、国鉄経営が崩壊し、地図のない世界に踏み込んだ時で、40代に入ってからのことであった。

 それからの仕事は、自らの責任で道なき道を切り開いていくものへと一変した。
 
 その時役に立ったのは、法律や経済の知識というよりも、人間学だった幼い頃からの読書体験を通じて養ったと考えている。
 
 高校で教師を務めていた父の手ほどきで、私は幼い頃から俳句や和歌に親しみ、さらには『論語』をはじめとする古典の数々を父と差し向かいで勉強した。

 それを土台に、学生時代は東西の古典や伝記、小説、幕末・明治以降の日本の政治外交史、フランス革命から第二次世界大戦に至るヨーロッパの政治外交史や戦史等のカテゴリーを中心に手当たり次第に読んだ。
 
 仕事というものは、年齢を重ねるにつれ人間についての深い理解が求められてくる。

 私が読書を通じて学んだ人間学は、仕事の責任が増すにつれ役に立った。

『論語』に書かれていることなど、子供の頃には少しも面白くは感じない。
しかし、様々な経験を積んだ後になってみると、「なるほど」と納得することが多い。例えば、……』(致知出版社、人間力メルマガより引用)



 クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、古典、現代文学、詩歌、和歌、俳句等々には、人間のあらゆる生きざまが埋め込まれています。

 人間への深い思いを体感、理解、咀嚼し、身に着けることで、人間の幅が拡がります。

 大仕事と取り組み、明日の未知の道なき道を切り拓くとき、自己を支える揺るぎなき信念になります。

 その結果、礼儀と立ち居振る舞いにも磨きがかかり、他者をいつくしむ気持ちが生まれます。

 春、野を渡る風、水ぬるむ小川のせせらぎ、何処からともなく漂い来る沈丁花の花の香り、自然も宇宙もすべて、”揺らぎ”の中にあります。宇宙の定めでしょうか。

 人の身体も思考も常に揺らいでいます。しかしその揺らぎの中にあっても自己の立ち位置を支える
ものは不動でなければならない。

 ここに人間への深く熱い眼差し、人間学があるのではなかろうか。

 大仕事や大勝負(囲碁、将棋、スポーツ等々)を制するのは、揺るぎなき信念と自信を裏打ちするこの人間学ではないだろうか。



参考図書





何故かジャズ されどジャズ












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